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このえ雑色保育園の取り組み~運動プログラム~

とりくみ2025年12月01日(月)
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「見る・聞く・動く」三感で“運動”が“学び”に変わる
ひらめきと工夫を生む「考える子」を育てる運動プログラム 
~このえ雑色保育園~

自分で考え、挑み続ける子へ。
子どもたちは、迷い、試し、工夫する中で、 自分の力で「できた!」を積み重ねていきます。私たち保育者は、その一番の伴走者です。 今日の挑戦が、明日の強さになると信じています。


毎日の柔軟体操 ~しなやかで、怪我をしにくい体へ~

当園では、毎日の朝の会で必ず「柔軟体操」を取り入れています。 これは、子どもたちの健やかな体づくりのための、大切な習慣です。

☆「毎日続ける」ことが一番の力に
 柔軟性は、一度で身につくものではありません。だからこそ、私たちは「毎日継続すること」を何よりも大切にしています。 日々の積み重ねが、子どもたちの体を着実にしなやかに育てていきます。

☆「意識する」ことで質を高める
 柔軟体操は、ただ体を動かすだけではありません。

・きれいな「形」

・正しい「姿勢」

・今、体の「どの部位」を伸ばしているか

これらを一つひとつ「意識する」ことを大切にしています。自分の体と向き合うことで、動きの質を高めます。

☆ 目指すのは「怪我をしにくい体」
 柔軟性が高まると、体を大きく動かせるようになるだけでなく、転んだ時や不意な動きにも対応できる「怪我をしにくい体」が育ちます。

毎朝の習慣が、子どもたちの丈夫でしなやかな体づくりの土台となっています

足の指を意図的に動かすことで地面を指で噛む、蹴るという感覚を養うとともに、偏平足になりがちな足裏にしっかりと土踏まずを作っていく基礎となります。これにより歩く際に足の指の関節が動き、転びにくい歩行となります。


からだのじかん

☆基礎運動:体の動きを連動させる最初の基本の動作を学んでいきます。動きを動物に例えながら、どの部分を使っているのか体の部位から覚え、関節の柔らかさ(柔軟性)、丁寧に正しく、連続した動き、自分で挑戦するという発達段階に合わせながら取り組み、トライ&エラーを繰り返しながら困難を乗り越えられる体づくりを行っています。

遊びが育む「考える力(心)」と「動ける体」、毎日の遊びが、未来の土台をつくる。

☆「日々の遊びを通じた心と体づくり」

この遊びには、指先と全身運動の向上というねらいがあります。「板をつかむ・ひっくり返す」動作で指先や手首の器用さを、「立つ・しゃがむ」の繰り返しで全身の力を養います。
ルールが身につくと、今度は「どうしたら素早く返せるか?」と、子ども自身が考え、工夫して行動するようになります。遊びの中で「体」と「考える力」を同時に育んでいます。

☆綱引き

ねらいは、懸垂力や粘る力、忍耐力といった「体づくり」だけではありません。
子どもたちは「ただ引っ張るだけでは勝てない」と気づき、「どうしたら勝てるか?」を自分たちで考え、意見を出し合うようになりました。時には衝突しながらも、「相手に伝える力」「意見を受け入れる力」を経験。チームとして勝つために考える「心」が育ちました。意図的に「心」と「体」の両方を育む活動を行ったことが、子どもたちの運動会での自信ある姿に繋がりました。


運動会のサーキット

サーキットでは、各年齢の発達に合わせ、子どもたちが主体的に行い、学ぶ体験を通して成長を援助していきます。


紅白戦

☆綱引き

ねらいは「体」から。「頭」と「心」の成長へ
日々の保育で「引き付ける力(懸垂力)」を遊びながら伸ばすため、綱を用いた活動を導入しました。初めは、力の入れ方がわからず戸惑う子もいましたが、繰り返し体験する中で大きな変化が訪れます。

気づきが「脳育」に変わる瞬間

「どうしたらもっと強く引っ張れる?」 「ただ引くだけじゃダメだ。後ろに下がるにはどうすればいい?」勝つためにどうすべきか、子どもたちは自ら考え、実践するようになりました。
綱引きは、全身の筋力を強化するだけでなく、チームで作戦を練り、力を合わせる「脳育」でもあったのです。失敗を「経験値」に変える強さこの「どうしたら勝てるか」を考えるプロセスが、子どもたちの内面をたくましく育てました。
「自分の考えを伝えてみよう」 「まずは、やってみよう」
勝負には、勝ちも負けもあります。失敗や悔しささえも「経験値」として次につなげる道筋ができ、子どもたちの挑戦する心と、仲間と力を合わせる一体感を育む活動となりました。

何度もやり方を変えながら前に進むその姿が、子どもたちの成長そのものです。

知恵をしぼり、工夫し、乗り越える子へ。うまくいかない瞬間こそ伸びるチャンス。

子どもたちは自分の頭と体を使い、前に立ち塞がる壁を打ち破ります。

想像を創造に変える子ども達の未来を信じて。

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