バーチャル保育園オープンバーチャル保育園オープン

子どもたちと一緒に育つ毎日を目指して! ~このえ雑色小規模保育園の取り組み~

とりくみ2025年07月01日(火)
  • icon_x
  • icon_fb
  • icon_line

このえ保育園「はるたんえほん」製作プロジェクトをこのえ雑色小規模保育園でもスタート!


このえ雑色小規模保育園では、子どもたちの「気づき」「発見」「意欲」「工夫」「達成できた満足と喜び」、そして保育園生活でとても大切にしている「他者を理解し、認め合える社会性」を育むことを目指し、オリジナル教材づくりに取り組んでいます。

 このプロジェクトでは、「声・音・動き」の三つの感覚を連動させる“三感連動”の考えを取り入れ、「えほん」と手や指の動きを育む「微細運動遊具」が連動した教材を開発。各分野の専門家による全面的なサポートのもと、子どもたちが夢中になれる素材・教材づくりを目指し、保育者自身の手で生み出しています。その名も――「はるたんえほん」製作プロジェクト!


このえ雑色小規模保育園のテーマは、子どもたちにとって身近な「さんぽ」

園での基本的な生活習慣である「お散歩の準備」や、年齢に応じた危険予知・交通ルールを子どもたちが自然と身につけられるように、子どもたちの声をもとに保育者がストーリーを考えました。

《写真:「はるたんえほん」テーマ「おさんぽ」》

「靴は左右合ってるかな?」

「リュックの中には何が入っているのかな?」

「お友達と手を繋いでいるかな?」

そんな日常のやりとりを、子どもたちが自分で気づけるような声かけに変えて、絵本の中に取り入れています。

《写真:絵本を囲んで保育者の話を聞く子どもたち》

★手作り教材で絵本の世界を体験

絵本に登場する「ポーチ」や「中身」を、保育者が一つひとつデザインしました。
触って遊べるタペストリーには、子どもたちが夢中になる仕掛けがたくさんあります。

★楽しみながら体験する微細運動

「ボタンをはめる」
「ひもを通す」
「洗濯バサミでつまむ」
こうした微細運動を取り入れ、遊びながら手先の力や集中力を育てています。
「できた!」という達成感と満足感が、子どもたちの自信にもつながっています。

《写真:ひもを通したり、バックルをはめたりする子どもたち》

★子どもたちの“気づき”を引き出すための「わくわく、どきどきする仕掛け」

「はるたんえほん」は、保育者が一から考えて作ったオリジナル教材です。
ストーリーは、子どもたちが「なんだろう?」「やってみたい!」と思えるように、言葉のかけ方や展開を工夫。
イラストは、色や形、数が自然に学べるようにシンプルに。立体にしたときのサイズ感にもこだわっています。
タペストリーには、ボタンやひもなどの仕掛けを入れて、実際に「触って学べる」ようにしました。

~完成~


《写真:保育者の原案と完成した絵本・タペストリー》

★意欲と好奇心にあふれた子どもたちの変化。そしてお友だちを認め合い、助けあう優しい気持ちの芽生え

初回の活動では、子どもたちは目を輝かせながら教材に触れていました。
「これ、なに?」「やってみたい!」という気持ちがあふれていて、黙々と集中して取り組む姿が印象的でした。
活動を重ねるうちに、子どもたちの姿にたくさんの変化が見られるようになりました。
お友だちと教え合うようになった
自分で工夫して遊びを広げるようになった
「できた!」と嬉しそうに伝えてくれるようになった
「これ、どうやるの?」「ここに入れるんだよ!」といった声が飛び交い、自然と友だちとのやりとりが生まれていきました。
最初は黙々と取り組んでいた子どもたちが、少しずつお互いに関わり合いながら、自分のペースで挑戦する姿が増えてきています。

★保育者たちも嬉しい発見がいっぱい! 保育者も子どもたちと一緒に育つ毎日!
「子どもたちの反応に“これだ!”って気付かされました。」
「回を重ねるごとに、子どもたちが自分で遊びを広げていく姿に感動しました。」
「少人数でじっくり関わると、絵本の世界がどんどん広がっていくんです。」
子どもたちの変化は、保育者にとっても大きな学びになっています。
一人ひとりの「やってみたい!」を大切にしながら、これからも一緒に成長していけるような保育を続けていきます。

《写真:子ども同士で教え合っている様子》

★ご家庭とのつながりも大切に「子どもたちと一緒に育つ毎日」を実践しています!
活動の様子は、玄関掲示や園だよりでも活動のねらいや子どもたちの様子を詳しくお伝えしていきます。

「こんなことができるようになったんだ!」という成長の瞬間を、保護者の皆さまと一緒に喜び合えたら嬉しいです。

《写真:玄関の掲示》


これからも、すくすく・わくわくを大切に


乳児期は、「やってみたい!」という気持ちが芽生える大切な時期。絵本ごっこあそびの中で微細運動を取り入れることで、
・自分で考えて動く力(主体性)
・友だちと関わる力(社会性)
・できた!という達成感(自己肯定感)
・手先の発達(将来の書く・食べる・着替えるなどの基礎)
の力が育ちます。

また、保育者が「これはいつ使うものかな?」「何が入っていると思う?」と声をかけることで、考える力や言葉のやりとりも自然と育まれていきます。

今後は完成した絵本とタペストリーを使って、子どもたちがさらに主体的に遊び、学べる環境を整えていきます。
このプロジェクトを通して、保育者も「もっとこうしてみよう!」と楽しみながら取り組んでいます。
これからも、子どもたちの「すくすく・わくわく」を大切にご家庭と一緒に成長を見守っていけたらと思っています。

《写真:子どもたちと絵本》

園見学では保護者の方も体験保育にご参加いただけます。ぜひ遊びに来てくださいね!

このえ雑色小規模保育園詳細はこちらから