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乳幼児突然死症候群(SIDS)について~睡眠中の安全管理~

お役立ち情報2024年04月25日(木)
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春は環境の変化が起こる時期です。お子さまにとって大きな環境の変化は、
身体にも変化をもたらします。
慣れない環境の中で強い緊張状態にあり自律神経も不安定になりがちです。
このような状態での睡眠は身体的にも負担がかかっていると言われています。

そこで危惧されることが、
 【乳幼児突然死症候群(SDIS)】です。

乳幼児突然死症候群は、預かり初期に発症率が
高まると言われています。また、乳幼児突然死症候群は
感染症との関係もあると言われています。
健康時に比べて体調不良時の方が死亡する確率が
高いという報告もあります。
慣れない環境で、体調が芳しくないということで
午睡中の事故のリスクが高まるということです。
体調不良時は安心できる環境でゆっくり休んで
いただくことがお子さまにとっても良いでしょう。

入園時に慣らし保育をされると思いますが、
この期間はお子さまが保育園という
場所に慣れていただく貴重な期間です。
お子さまの様子に合わせて先生方と
よくご相談されながら期間を設けると良いですね。

【SIDSの発生率を低くする3つのポイント】
1、1歳になるまで寝る時は仰向けに
  寝かせましょう
2、できるだけ母乳で育てましょう
3、たばこはやめましょう
 ※3つのポイントに留意すれば、
  SIDS発症の危険性を低くする
  というデータが得られています。

【窒息事故防止のために】
・ベビーベットに寝かせ、
    柵は常に上げておきましょう
・掛け布団・マットレス・枕は固いものを、
 掛け布団は軽いものを使いましょう
・口や鼻を覆ったり、首に巻き付くものは
 置かないようにしましょう
※SIDSだけでなく窒息にも注意しましょう。

【保育園での午睡管理】
 保育園では午睡中の事故防止のため以下事項を徹底しています。

l  午睡中の全時間において、監視者を必ず配置する。

l  監視者は全身状態のチェックを怠らない。

「生きているか」「上を向いているか」
   だけのチェックではない。

全身状態のチェック:呼吸・体位・睡眠状態
          顔色・反応
         体温が上昇していないこと

l  チェックはタブレットを持って、一人ひとり
 の子どもに触れて全身状態を確認しながら
 チェックを入れていく。

l  全身状態のチェックにより、できるだけ早く
 状態の変化に気づく、見逃さないことが重要
 (早く気づき、救急対応できるように)

うつぶせ寝の子どもを仰向けになおす
 うつぶせ寝をさせない。

l  決められた間隔時間以上空くことなく、
 一人ひとりの全担当の子どもの全身状態を確認する。
※ドリンカー救命曲線に基づく救急救命率を考慮した間隔

0歳児クラス:5分間隔  
1~2歳児クラス:10分間隔 
3歳以上児15分~30分間隔

l  室温・湿度も確認して調整を行う。

私たちは、お子さまが健やかに成長され
ご家族皆さんが笑顔で過ごせるよう
これからもサポートしていきます。