市役所や区役所に相談・情報収集に行くことは、保活を進める上で非常に役立ちます。 この記事では、役所で聞くべきことについてまとめていますので、役所に相談に行こうと考えている方はぜひ参考にしてください。
この記事のポイント
●保活を始めたばかりなら、近隣の保育園や全体的なスケジュールなど大まかな話を聞く
●希望の園が決まっている場合は、その園について申込条件や審査など具体的なことを聞く
●状況にかかわらず聴くべきこととしては、必要書類、自分の点数、入園申し込み期日とそれまでのスケジュール
●あらかじめ情報を集めたり自分の状況をまとめておくと有意義になる
【保活の状況別】役所で聞くこと
保活の状況によって、確認しておくべきことが異なります。ここでは、保活を始めたばかりで細かいことが決まっていない場合と、希望の保育園が決まっている場合に分けて解説します。申込期限が近いと予約が必要だったり、相談時間が限られたりすることがありますので、早めに役所に相談に行くことをおすすめします。
保活を始めたばかりの場合
保活を始めた際には、まず情報収集を行う必要があります。
収集しておきたい情報は主に下記の8つです。
①保活の流れ・手順
②近隣の保育園の情報や特徴
③保育園への申込時期や方法
④入園の定員・倍率や点数
⑤入園希望の保育園がある場合
⑥保育園の申込時期や方法
⑦対象年齢・定員
⑧点数をはじめとした入園審査に関する情報
ここからは収集しておきたい情報についてひとつずつ順にみていきましょう。
①保活の流れ・手順
保育施設の見学や入園の申し込みなど、全体のスケジュールを確認します。
役所では基本的なスケジュールがまとめられていることが多いので、参考にしましょう。
どんなことをしなければならないのか、どのような順序で行うのか
どのような書類が必要になるのか、そのためにどんな準備をしなくてはならないか(場合によっては会社に申請するものもある)
それぞれの期限や準備に必要な時間など、時間的なスケジュールも確認しましょう
※くわしいスケジュールについては後述
②近隣の保育園の情報や特徴
近隣にどのような保育園があるのか、それぞれの特徴も確認します。
保育園へは毎日子どもを送り迎えをすることになるので、保育園と自宅との距離は重要なポイントです。所在地や送迎に無理がないかの判断材料に確認しましょう。
また、保育時間や延長保育の有無とある場合は何時までなのか時間等も合わせて確認しましょう。
他各保育園の保育内容や方針、認可保育園か認証保育園か、認可外かなどについても確認しておきましょう。
③保育園への申込時期や方法
いつまでに申し込みをしなければならないのか、具体的な申し込み方法も確認しましょう
入園の時期が4月入園か途中入園かにより申込期限が異なるため、自分の場合どうか入園希望時期に合わせたスケジュールや申込の方法も確認しましょう。
④入園の定員・倍率や点数
近隣の保育園について、前年度の倍率や点数などの状況を確認しましょう。
点数とは、申込書類に書かれた家庭の状況などを点数化したもので定員以上の申込があった場合、点数をもとに入園の選考が行われます。
前年度の倍率や点数を公開している自治体もあるため、自身の点数とともに倍率等確認することで、希望する園への入園が可能かどうかの目安にすることができます。また定員は年により異なる場合もあるため、申し込む年度の定員数も確認し入園するこどもの年齢が申込可能か確認しておきましょう。
⑤入園希望の保育園がある場合
入園を希望する保育園がすでに決まっている場合は、さらに具体的な情報を収集していく必要があります。
保育園への申込を具体的に進めていくには、条件や方法など確認をしておきましょう。
⑥保育園の申込時期や方法
申し込み期間や締切は自治体によって異なります。お住まいの自治体の具体的な申し込みのスケジュールや必要書類について確認しておきましょう。
近隣の自治体や、職場のある自治体の保育園への入園を検討している場合は、該当の自治体に受入れの可否やスケジュールなど事前に確認をしておきましょう。
また、入園前に保育園についての説明会や事前に必要書類に関する説明会を開催する保育園もあるため、自身の希望する保育園の開催の情報を得られた場合はできるだけ参加するようにしましょう。役所では書類についての不明点等について、相談に乗ってもらえますが申し込み期日前は役所の窓口も混雑します。候補となる保育園を決めた段階で、早めに相談をしておきましょう。
⑦対象年齢・定員
保育園ごとに異なる対象年齢についても確認しておきましょう。0歳児から入園可能な保育園でも入園可能な月齢の条件は保育園ごとに異なるため、
個別に確認が必要です。また1歳以上を利用対象としている保育園や2歳までを利用対象としている保育園もあります。申し込みに際し希望の保育園が対象年齢をどう設定しているのか必ず確認しておきましょう。また定員は年度により異なる場合があるため、その年の定員数についても確認しましょう。
⑧点数をはじめとした入園審査に関する情報
点数とは、申込書類に記載された家庭の状況などを点数化したものであり、選考が行われる際の基準となります。この点数は、入園できる可能性が高いかどうかの参考になります。他の候補も検討する必要があるため確認しておきましょう。
【状況を問わず共通】役所で聞くこと
保活を始めた時に、各家庭の準備状況にかかわらず、
聞いておきたい事項があります。
誰もが共通して聞いておくきたいことは以下4つです。
①入園状況や待機児童の数
②用意する必要のある書類について
③入園申し込み期日とそれまでのスケジュール
④自分の点数について
ここから誰もが共通して聞いておきたいこと4つの細かい内容についてひとつずつ順にみていきましょう。
①入園状況や待機児童の数
入園の定員数や待機児童数は、各自治体にて管理しています。保活を始める際には自身の住む自治体の状況を確認しておきましょう。
特に待機児童が多い地域や、入園可能な定員数が少ない場合は、複数の保育園を候補としておく必要があります。
保活を行う際に、候補数が多く必要な場合などを検討する上でも最新の情報を自身の住む役所で確認しておきましょう
②用意する必要書類について
入園手続きで必要となる書類についても、保活を始めた際に確認しておく必要があります。
自身で記入する書類以外にも勤務先の会社から出してもらう必要のある書類など、準備に時間がかかる書類もあります。
入園申込をする際に書類の準備が間に合わないといったことにならないよう、事前に確認・準備をしておきましょう
③入園申し込み期日とそれまでのスケジュール
保活を行う際には、いつ何をするかをあらかじめ知っておくことが必要になります。
申込をする年度の期日や手順・スケジュールなどの基本的なスケジュールを確認しておくことで書類準備の参考になるほか、いつまでに何をするか把握することができるため、
手続きの漏れ・抜けや締め切りに間に合わないといった事態を防ぐことができます。前年度の日程は参考にはなるが、変更があることもあるため、入園する年度の最新の情報について役所に確認をしておきましょう。
④自分の点数について
各家庭の状況により計算される指数についても、保活を開始した際に確認する必要があります。点数によっては、候補となる保育施設が限られてくる場合もあります。
入園を希望していても、人気が高く点数が高くないと入れない可能性がある保育施設など事前に把握しておくことで、無駄なく保活を進めることができます。保活を上手く進めるためにも、家庭の状況に応じで計算される点数を役所で確認しておくことも大切です。
役所を活用するための準備・ポイント
保活で役所を活用する際の準備ポイントもおさえておきましょう。
役所での相談をスムーズに行うたのポイントは以下5つです。
①通える範囲の保育園を把握する
②あらかじめサイトで情報収集する
③相談に必要なものを持参する
④自治体別の基準について確認する
⑤保護者や家庭の状況をまとめておく
ここから役所を活用するための準備ポイントの5つの細かい内容についてひとつずつ順にみていきましょう。
①通える範囲の保育園を把握する
保育園の候補を絞り込む前に、どのような選択肢があるのかを確認しておくことが重要です。入園後数年間は送迎が必要となるため、通いやすさは大切な要素となります。
自宅からの距離(直線距離ではなく道のり)、手段(徒歩・自転車・車など)、かかる時間、そして誰が送迎を担当するのか(送迎の時間帯に誰が対応できるか)など、様々な要素を検討する必要があります。
②あらかじめサイトで情報収集する
保育園の概要などについては、自治体のホームページや各保育園のホームページなどから情報収集することもできます。
あらかじめインターネットで情報収集しておくことで、役所に行った際に確認したい項目などの整理ができたり、役所に確認しなくても必要な情報を取得することができます。
疑問点や不安な点をはっきりさせておくと、ムダなく有意義な相談にすることができます。
③相談に必要なものを持参する
役所に相談に行く際には、相談したいことを書いたメモ、筆記用具等を準備して持参するとよいでしょう。またサイトの情報をプリントアウトしたり、実際の書類を持参したりと現物があった方が伝わりやすくお互いの誤解が少なく相談・確認することでできます。また、2回目以降の相談の場合は前回の資料などを持参しておくと、再度確認したい項目が出た際にも安心です。
④自治体別の基準について確認する
近隣の市町村の保育園も検討している場合、それぞれの市町村によって申し込みのスケジュールや必要書類が異なる場合があり、注意が必要です。また、そもそも入園可能なエリアかどうかも確認する必要があります。入園対象となるエリアや条件など、あらかじめ問い合わせる内容を整理しておくと確認もれを防ぐことにつながります。
⑤保護者や家庭の状況をまとめておく
役所で点数の確認などする場合には点数の計算などのため、必ず質問される事項があります。保護者の1日および1か月の労働時間、育児休業の期間や延長の可否、求職中の場合は求職活動の進捗状況、そして祖父母の状況(同居しているか、働いているか)など回答できるよう準備しておくとよいでしょう。準備をしておくことで、役所での確認がスムーズに行えます。
役所以外で情報を集める方法
保活においての情報収集は役所以外でも収集する方法があります。
ここからは役所以外での情報を集める方法を紹介します。
役所以外での情報を集める方法は以下3つです。
①インターネット
②地域の子育て支援センターなど
③園見学で話を聞く
ここから役所以外での情報を集める方法ついてひとつずつ順に紹介していきます。
①インターネット
すでに述べた役所や保育園のサイトをチェックする方法のほかにもインターネットで情報を収集することができます。各保育サービスについて情報発信しているサイト、保育園が受審している第三者評価の結果公表のサイトや地元の情報サイト、口コミなど保育園の情報を集めるには、いくつかの便利なサイトがありますので、サイトを活用し保育園の情報を収集しましょう。
②地域の子育て支援センターなど
子育て支援センターは、未就学児とその保護者が利用できる施設です。ここでは、子供たちが遊ぶことができるだけでなく、保護者向けの育児相談などのサービスも提供されています。また、訪れる保護者同士で情報交換を行うこともでき、知り合い同士では得られない新しい情報や生の声を聞くことができる場でもあります。
③園見学で話を聞く
保育園の具体的な保育内容については、役所よりも直接園に問い合わせる方が確実です。ウェブサイトを確認してもわからなかったことは、事前にメモしておき、見学時に質問することをおすすめします。見学時に確認・チェックしておきたいポイントは以下の通りです。
- 通園経路:通園の際の経路や交通手段を確認しましょう。
- 保育の体制:クラスの子どもの人数と担任の先生の人数を確認し、適切な保育体制が整っているかを見極めます。
- 子どもや先生の雰囲気:園内の子どもたちや先生の雰囲気を観察し、安心して預けられる環境かどうかを判断します。
- 衛生状態:感染対策や基本的な清潔感など、園内の衛生状態を確認します。
- 施設・設備:園庭や駐車場・駐輪場などの施設・設備が充実しているかをチェックします。
これらのポイントを押さえて、安心してお子さんを預けられる保育園を見つけてください。
まとめ~役所を保活に活用しよう~
役所を上手に活用することで、保活の成功率を大幅に高めることができます。情報収集や相談を積極的に行い、役所のサポートを最大限に活用しましょう。保育園選びは大変な作業ですが、役所の力を借りることで、よりスムーズに進めることができるはずです。皆さんの保活が成功することを心から願っています。
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