バーチャル保育園オープンバーチャル保育園オープン

このえ武蔵境保育園の取り組み~防犯についての探求 とうきょうすくわくプログラム~

とりくみ2026年10月01日(木)
  • icon_x
  • icon_fb
  • icon_line

このえ武蔵境保育園では、不審者訓練の際に子どもたちから出た「防犯って何?」という疑問をきっかけに、【自分を守る・命を守る】をテーマとして「防犯」を探求し、保育研究を行っています。今回は、2025年度に参加した「とうきょうすくわくプログラム」での取組みを改めてご紹介します。 

  1. 防犯ブザー


防犯ブザーの役割や使い方を学び、園内でどのように活用できるかを考えました。子ども用トイレや大人用トイレ、相談室など、一人になりやすい場所を中心に設置し、使用方法を各クラスに共有しました。 子どもたちの多くは、「小学校に行ったらランドセルに付けるもの」「悪い人が来たら鳴らすもの」という事前の知識を持っていました。そのため、どのようなブザーを置くか話し合う際も、「音が大きい方がいい」「小さい子が間違って鳴らさないようなものが良い」「でも、小さい子も鳴らせるくらい簡単なものが良い」など、積極的に意見を交わしながら設置するものを決めていました。 実践から見直しに至るまで、一貫して子どもたちが主体的に考え、決定することができました。 


  1. 子ども用のアクションカード

子ども用のアクションカードとして、赤・青・黄色の3種類のカードを作成し、クラスでの実践と他クラスへの共有を行いました。ルールは、赤色のカードが出たら「声を出して返事をする」、黄色のカードは「名前を呼ばれたら声を出さずに手を挙げて返事をする」、青色のカードは「目が合ったら手を挙げる」というものです。アクションカードの大きさや使う画材、分かりやすいイラストの工夫などについて、子ども同士で役割分担をしながら話し合いました。「クレヨンで塗った方が色がはっきりして分かりやすい」「大きい方が遠くからでも見える」「お部屋の端っこからでも見える大きさにしよう」など、対話を通して自分たちで決定していく姿が見られました。

また、避難訓練の際には「先生が怪我をして動けなくなったらどうしよう?」という疑問から「車椅子なら移動できる」という考えにたどり着き、子どもたち自身も車椅子に乗る体験をしました。防犯標語の「いかのおすし」についても、5歳児の子どもたちが他クラスへ共有する機会を持ちました。「下の学年の子にはどうしたら伝わるか」を自分たちで考え、劇仕立てにして分かりやすく教えてくれました。



  1. 賞味期限と消費期限

給食職員から賞味期限と消費期限について学び、生肉の観察を行うことで、食中毒への意識を高め「自分で判断する力」を養いました。 子どもたちは賞味期限や消費期限について知っていることを積極的に話し、生肉がどう変化するかについても「金色になると思う」「明日はまだ色が変わらないと思う」「臭くなると思う」など、思い思いの予想を立てていました。表現は様々でしたが、どの子も「だんだん悪くなっていく」という本質的な予想ができていました。 観察を続けると次第に匂いが強くなり、「こんな匂いのものを食べたら、きっとお腹を壊しちゃう」と実感するなど、実践を通して深く学ぶ姿が見られました。保育者も一緒になって観察や予想を楽しんだことで、子どもたちもより一層、探求心を持って取り組んでいました。 

  1. 非常口

非常口の役割を知り、園内や近隣施設を実際に見学して「自分の身の守り方」を考える活動を行いました。 見学を通して、子どもたちからは「どうして緑色なの?」「向きが違うのはどうして?」「矢印の意味は?」「停電したら消えないの?」といった多くの疑問が生まれました。それらの疑問を自分たちで調べ、クラスで共有し合うことで、探究心を深めることができました。 施設にお出かけした際にも、「今ここで地震が起きたらどこへ逃げる?」と子どもたち自身で考え、いざという時に命を守るための行動を実践的に学んでいます。 



5 いかのおすし

「いかのおすし」は、子どもたちの防犯意識や、「自分の身を自分で守る」という意識・知識を持つための大切な合言葉です。 このえ保育園では、子どもたちが楽しく学び、理解して身につけやすい「身を守り、命を守るための合言葉と動き」を、年齢を問わず覚えやすい内容で専門家と保育者が考案し、映像化しました(防災・防犯ダンスとして開発し、武蔵境園でも保育に積極的に取り入れています)。

防犯動画の制作・共有にあたり、他クラスの子どもたちにどうすれば防犯意識を持ってもらえるかを話し合いました。保育者が「劇」「言葉」「絵」など複数の表現方法を提案したことでアイデアが広がり、最終的にこれらを組み合わせた内容で伝えることになりました。 練習では、子ども同士で「こうした方が分かりやすい」と演技指導を行ったり、「小さい子にはこの言い方のほうがいいんじゃない?」とセリフを変更したりと、相手の理解度を意識しながら工夫・探究する姿が見られました。 そして出来上がった防犯動画を視聴することで、子どもたちは声を出しながら身を守る動きや行動を学びました。


このえ武蔵境保育園詳細はこちらから